マレートビガエルのオタマジャクシ
無精卵かと思っていたマレートビガエルの卵は、結局、受精していて、順調に発生しています。
産卵を確認したのが9日の20:00頃で、翌日10日の21:00頃にすでに孵化したオタマジャクシが泡巣から滑り落ちて、水槽内を泳ぎ回っていました。近い種類では36時間で孵化したという報告がありますが、あまりに早くてびっくりです。
今日になってからはお腹に残った卵黄を吸収し終えたようで、落ちた未受精卵の寒天質を積極的に舐めだしています。モリアオガエルのオタマジャクシとは違って、落ちた泡巣や卵の卵黄部分はあまり食べていない様子です。
マレートビガエルの産卵
さっき帰ってきたら、ちょうど産み終わったところでした。
ただ、どの雄も雌とは全然違う場所にいたので、無精卵の可能性が高そう……。
発情と産卵誘起の方法は見当ついてきたので、次シーズンに期待かなあ。
ムシクイ
「まさかと思った…手が震えた」 ロシアの珍鳥、新潟市で目撃【新潟日報】
カラフトムジセッカが新潟に来ているそうです。
実は、ありがたみがよく分かっていませんけど。
記事を読んで、先週、職場に迷い込んだムシクイのことを思い出しました。
この方です。頭を打って、ぐったりしていたので、ちょっと休ませてブドウ糖液を飲ませたら、すぐに回復しました。研究用に採血させてもらってから、裏の松林にお帰りいただきました。
最初、ウグイスの幼鳥かと思ってましたが、件のムシクイと似ているような似ていないような。
調べてみましたが……違いが分かりません。
前に拾った「ウグイス?なムシクイ」の遺体と比べてみましたが、ますます分からなくなってきました。右の大きいほうが5月上旬に熱中症で職場敷地内で行き倒れたムシクイ(頭が削れているのは脳検査をしたため)。左が9月下旬に通勤途中にはねられていたムシクイ。先週のは左の個体とだいたい同じ大きさ。
ムシクイに詳しい方、同定可能だったら、情報をお願いします。
学会
演題登録がオンラインの新形式に移行が、今日初めて明らかに。去年までのフォーマットを参考に作った要旨だと登録できないんですが。とほほ。
学会要旨
珍しく、締め切り前にずっと余裕をもって、データ処理もすべて終わった状態で完成。
ただ、サンプル数についての制約のせいで、統計的有意差がでなかったので、発表形式をどうしようか迷い中。